HOME > 「通販型」と「代理型」について

通販型自動車保険はなぜ安い

昔はどこの自動車保険で契約しても保険の内容やその保険料も大きな違いはありませんでした。保険担当者がマメに対処してくれるかどうかが、自動車保険を選ぶ一番の決め手だったわけです。
しかし保険の自由化以降は、外資の参入も本格化し保険業界全体で保険の内容・保険料ともに競争が激しくなっていきました。

1998年に自動車保険が完全自由化となってからは、同じ契約条件でも保険会社によって、かたや12万円かかるところが、一方では6万円ですむというような「明らかな格差」がでるようになったのです。なかでも一番大きな変化となったのが「通販型自動車保険」の台頭です。

少し具体的に言いますと、自由化以前は、自動車保険料率算定会(現在は損害保険料率算出機構が行う)が算定した料率をもとに保険料を算定する義務があったのです。それが1999年に自算会の料率の使用義務も撤廃され、自算会の算定料率は参考にすれば良いだけとなり、独自のデータを元に保険料を決定しても良くなったわけです。この自由化の恩恵を大きく享受しているのが通販版型の自動車保険です。

保険料は純保険料と付加保険料に大別されます。純保険料とは事故の際に支払われる保険金に充当される保険料で、付加保険料は、保険会社の事業費に充当される保険料となります。通販型の付加保険料を低く抑えることが出来る事業体ですので純保険料を代理店型の保険会社と同じレベルに設定したとしても、低廉な保険料を提示することが出来るわけです。

いっぽう代理店系自動車保険は、いくら安い自動車保険を設定しようとしても、将来の保険金の支払に過不足が生じる恐れのあるような安すぎる保険料の設定は認められません。その経営構造上、通販型自動車保険以上に営業経費がかかる大手損保の自動車保険の場合は、保険料の設定ではどうしても不利になるのです。

以上が、なぜ通販型自動車保険の保険料が安くできるかの答えとなります。

こうした背景から代理店型自動車保険は、通販型自動車保険と差別化するために、特約の開発に力を入れ、多機能・高機能な自動車保険を提案している傾向が強く、通販型自動車保険は、弱点と指摘されがちな事故対応の精度アップのため体制の強化を図っている傾向がみられます。

自動車保険選びの違い

自動車保険の保険料を節約したい場合は、通販型自動車保険を選択するのが一番手っ取り早い方法です。これに異論を挟む余地はないでしょう。車種やクルマの利用の仕方によっても違ってきますが、私の経験から言っても代理店型から通販型の自動車保険に移行するだけで、少なくとも2/3程度に保険料を削減できるはずです。

また通販型自動車保険を選んだことで、保険料が想像以上に安くおさまった場合は、厚くしたい補償があれば、その部分の補償を大きくすることも出来るでしょう。

今まで何の疑問も持たずにディーラーの自動車保険を更新し続けてきた方は、見積もり比較を行ってみる価値はあります。

しかし、自動車保険で一番重要な機能は、事故をおこしてしまった場合の事故対応と、保険金のがスムーズに支払われることにあります。これは保険料の高い安い以上に、いちばん重視しなくてはならない保険選びの基準です。

自動車保険の口コミランキングなどで評価が高い自動車保険は、保険料が安いために上位にランキングされているのではなく、事故対応の満足度が高いから上位にランキングされています。
保険選びの時点では保険料の安さについ注目しがちですが、事故対応の良さや保険金がスムーズに支払われるかといった部分を忘れてしまうのであれば、正しい自動車保険選びという点では失敗です。
通販型自動車保険を検討する場合は、事故対応や保険金の請求に対して迅速に対応してくれる会社かどうかという点もしっかりチェックしてください。

では、代理店型自動車保険なら事故対応や事務処理がスムーズなのかというと、必ずしもそうだとは言い切れません。代理店型自動車保険の場合は、保険会社の選択もさることながら、あなたの自動車保険の担当者となる代理店選びも大事なポイントになります。逆に言えば良い保険会社と保険代理店を見つけることができれば、更新の度に自動車保険を見直す必要はなくなるかも知れませんね。

優秀な保険代理店は、保険金がスムーズに支給されることに力を注ぐものです。もちろんこうした姿勢の代理店なら、事故対応についても迅速かつ親身になって対処してくれることは間違いありません。

代理店型自動車保険を選択される方にとってクルマは、単なる移動手段以上の大切な存在となっているという方が多いのではないでしょうか。そして大切なクルマのリスク管理を行ってくれるコンサルタント的な立場にあたるのが保険会社や代理店です。
代理店型自動車保険選びは代理店選びだと言われるのは、代理店次第で自動車保険の品質が大きく変わるとも言えるからなのです。




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